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2006年10月31日

ここ最近の事。


(以下の文章は書きかけの草稿に後から時間軸を考えないで書き加えてものですので時勢がむちゃくちゃですがお許し下さい。)






、、、というわけで、STBでのエテパルマアンサンブルのライブを終えた我々。最後まで楽屋に居残っていた飲み助は軽く打ち上げ。そのままの足でバーボッサへ。(橋本徹さん、カフェアプレミディの店長さんの中村さんもお店にいらっしゃっていてなんだかワイワイとした雰囲気。)しばし歓談し僕はみんなよりちょこっと早めに店を出るがそれもお店閉店間近の時間でした。


その翌日(つまり25日)、朝10時には芝浦スタジオ601stで行われている高木正勝さんのリハーサルに行っていました。朝早かったけど体調良し。

今回のコンサートではストリングスの編曲をしています。

高木さんはビデオアーティストとしても世界的に活動されていますが(例えばデビットシルビアン、ワールドツアーとかスケッチショーのツアーとか)音楽家としてもピアノを弾きサウンドを構築し、CDを出しまくり、と凄まじい勢いで活動されています。今回はその音世界を全アコースティックで再現という趣向。(高木君、僕は趣向をこんな風に解釈しています。違っていたらゴメン!!)



高木正勝 コンサート Private/Public

VOCAL→UA、田口晴香、ヤドランカ、太田美帆
ギター→高田漣
パーカッション→OLAibi

それに弦楽四重奏

総勢11人編成です。



リハーサルではまずは出来上がった弦部分のスコアを試奏して細かいニュアンスをつめてゆきます。その後高田漣君たち演奏者の方々が合流し音を重ねてゆきます。高木君は今回のコンサートに関して数ヶ月前からヴィジョンを詰めて行ったという事で実際僕も1、2ヶ月前から打ち合わせをしていました。

一曲高木さんの求めていたイメージと真逆の弦アレンジをしてしまった曲があったのだけど演奏のスタイルを変えたり弓で弾く部分の大部分をピッチカートにしたりと修正してイメージを固めてゆきます。一時煮詰まりかけたりもしたのだけど、これが功を奏したかギターのアルペジオやパーカッションと程よく溶け合ってよい感じになりました。こういう作業が楽しいのだな。




そして昨日(26日)はTAKEさんのリハーサルを用賀のアミューズスタジオで。こちらも良い感じで進み夜7時頃には終了。連絡したところまだ高木正勝さんのリハーサルが続いているという事なのでその足で世田谷スタジオへ。


27日。TAKEさんのリハーサル二日目。同日高木コンサートがラフォーレミュージアムで初日を迎えています。


28日。TAKEさんのライブ初日を東京で。このライブ完全にシークレット招待制で応募総数、数千人。その中から200人ほどの当選者の方方が観にいらっしゃいました。ライブ終演が早かったので原宿の中華料理屋さんで一人で簡単に食事をして高木コンサート会場へ。
UAさんも出演者としていらしていて久しぶりの歓談。(UA×菊地成孔「cure jazz」ツアー以来。)




29日。朝6時半起きして新幹線で大阪へ。TAKEさんライブ大阪公演のため。会場はTAKEさんがデビュー前に歌っていたというお店です。究極のファンサービスだと思いました。観にいらしていたお客様もここまでかぶり付きで観られるという事はもうほとんどないでしょう、というほどの近さ。同時刻東京では高木正勝コンサートの楽日を迎えています。本当は東京にとんぼ返りしようと思ったのですが思ったより大阪公演の終演が遅く今から東京に戻ってもバタバタするし、と思いそのまま大阪の打ち上げに流れ込みます。多いに飲みまして食べまして(うまかった〜、ネギ焼き!!)最後はソウルバーへ。夜中の2時3時になりましてホテルへ戻りました。


翌日30日。某打ち合わせのためさくさくっと東京へ。その後帰宅後仮眠をとります。そんでもって夜はCANTUSのリハーサルです。全員でそろうリハーサルはこの日が最後です。後は11/3の栃木県 大谷石採掘場跡でのコンサートに臨むだけです。この日は完全アコースティックでグレゴリオ聖歌からルネッサンス、そしてサミュエルバーバー、デュルフレなどコアな選曲です。僕はチェンバロで伴奏者として参加します。ちょっと遠いですけど絶対に普段体験できない音響に身を浸す事が出来ます。天然の残響というのは耳の感覚が研ぎすまされます。是非いらしてくださいね!もしいらっしゃる方は厚着でお願いします。


CANTUSのHPはこちら→CANTUS OFFICIAL HP


もし大谷石は遠すぎるという方は12/23日に池袋にある自由学園明日館でもCANTUSのコンサートがありますのでいらしてくださいませ。中島はこの日も伴奏者として演奏いたします。


31日。日大芸術学部で一日講義。帰ってきて雑務に追われる。今夜中過ぎ。


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2006年10月26日

エテパルマアンサンブルのライブを終え、、、。

中島ノブユキエテパルマアンサンブルのライブ、無事終了。雨の中、多くの方に足を運んで頂き本当にありがとうございました。遠方から見に来てくださった方も多かったと聞いてなおさら感謝しています。一階席の方々、二階の方々、皆様の方を振り返ろうと振り向いたのですが逆光で見えず。でも空気が暖かかったのは感じていました。




そしてアンコールを頂きありがとうございました。しかもそのアンコールに応えられなくて本当にゴメンナサイ。
アンコール曲を全く用意していなかったのです!本編ですべて出し切ってしまいました。ずっと手拍子、拍手をしてくださった皆様、本当にありがとうございました。昨日のアンコールを受けた感激は深く心に刻まれました。

アンコールが続くなんてこれほどのうれしい事があったら、本編の曲をもう一度何か演奏するとか、ピアノの小品をさらっと演奏するとか、あるいはとっておきの曲を奏するか、、、。そんな風な元々の意味でのアンコールの形でやって行けたらなと思っています。こんな書き方をすると傲慢な感じかな??でもそんな意味では全くなくて「これは」と言う曲は本編で演奏したいんです。 「アンコール曲」は特別な物として拍手をしてくださった方と共有したいなと。

そんなわけで昨日のセットリストです。




Glassy

ユーリディスのワルツ

ETE,Palma

Prelude & Fuga

<内なる印象>
1
2
3
Pajaro Triste
Gitano

Medo de Amar

Show Me(Dislocation Dance)

I think It's going to rain today (ランディーニューマン)

Bachianas Brasileiras #5 Aria

Falling

Shenandoah(Traditional)

Lament




演奏者の皆様、スタッフの皆様、お疲れさまでした。本当にありがとうございました。


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2006年10月20日

うぅむ、そろそろ眠いのだが、、、。

今複数のの企画が同時進行で進んでいてこの月末に3つ終わる。終わってしまうのは本当に寂しい物だがまた新しい企画があるのでそうも寂しんでばかりもいられない。寂しんでいられない理由は他にもある。締め切りが怒濤のごとく押し寄せてきてしかも本番ばかりなのだ。


近いところから書いてゆくとJAZZ TODAY(23日菊地成孔KQLD、24日中島ノブユキ「エテパルマアンサンブル」/中村真トリオ、25日BOZO/橋本一子Ub-X、26日渡辺香津美)の一日の時間をいただきまして24日にSTBスイートベイジルでエテパルマアンサンブルの本番。もう楽譜は整理して演奏者の方々には送ってしまったもんね、と安心していたらなんだか新曲も増えてきてそれのデモを作ったり新たに編曲したり、、、。っあ、週末からリハーサルだ。

、、、と思う間もなく高木正勝さんのラフォーレミュージアムでのコンサート(本番は28〜30)のリハーサルがSTB本番の次の日から始まる。、、、というかその前の日から始まっているのだけど24日は自分の本番なので行けない。ストリングスの編曲を担当いたします。非常に名曲ぞろいなので編曲していて楽しいです。
はてはて、、、という事は、当たり前ですが楽譜を仕上げなくては行けない。ところがまだ仕上がっていない、、、。いつもの事ですが締め切り前は我が家で「大戦争」と呼ばれている状態になります。言うなれば音符を書いても書いても終わらないという無限に時間が必要何ではないかと思って絶望的になる状態の事です。しかしはぁはぁいいながら書いてると突如光が差し込んでくるように終わりが見えてきて一件落着ということになります。

、、、と同時に高木さんの本番及びリハーサル期間中にダブルヘッダーでSkoop On SomebodyのTAKEさんのソロプロジェクトのライブのリハーサル及び本番があります。これは先月に出たTAKEさんのアルバム(アルバムの半分を編曲しています)のライブなのですが、先日まずは一日目のリハーサルがありましたがなかなか良い感じでしたよ。(このライブは抽選で当たった人のみの為のシークレットライブになります)

、、、という事でこの三本の本番が無事終了する事を願うわけですが(その為に周到な準備をするわけですが)それで終わりかと思ったら来月3日にはCANTUSというルネッサンス時代の合唱曲をレパートリーとする女声7人のグループのコンサートがあるのですがその伴奏で栃木県へ。なんと場所は大谷石採掘場です。先日下見に行きましたが凄まじい響きで耳が洗われました。階段を地中深くおりてゆくと東京ドーム何個分みたいな空間が広がっています。そこにポツリポツリと明かりがともっている様は何とも幽玄な雰囲気。そこに切り出し跡があたかもステージのような場所があってそこでコンサートをします。音は最高です。決して大爆音のコンサートは出来ません。残響の長さが多分4〜5秒以上あります。(耳の記憶を頼りにいい加減に算出。)映像も撮るのでいつか公開できるかな、、、?
そこではチェンバロを弾きます。もちろん本物のチェンバロです。「エテパルマ」のレコーディングでピアノの調整/調律をお願いしたアルテノイの狩野真さんが貸してくださるという事でそのご好意に甘えてしまおうという訳です。狩野さんありがとうございます。、、、という事でそのコンサートで弾く曲もさらわなくてはいけません。フォーレのレクイエムとか、ペロティヌスの曲とか、モンテヴェルディとかそんなレパートリーです。こちらも是非足をお運び下さいませ。ちょっと遠いですけど、かな〜り非日常空間/時間である事は間違いなしです。



、、、と、それが終わると某シンガーのアルバムプロデュースの企画が始まります。

、、、と同時にペペトルメントアスカラールのライブがモーションブルーでありますね。楽しみ。
出演しないので気が楽だなー。、、、というのは嘘で、人知れず緊張するもんです。

、、、で来年には「エテパルマ」の流れでいくつかコンサートがありそうなので楽しみにしていてくださいませ。
、、、と同時に新しい中島ノブユキ名義のアルバムも制作がそろそろ開始しそうです。
発売はまだまだ先ですが、、、。企画、練っています!



、、、という事で、本当は「バーボッサ」に飲みに行きたい気分だったのだけど、気持ちを入れ替えてもう一曲取りかかろうと思います。

よし、目も冴えてきたぞ! 朝、3:30のカラ元気。
新聞配達のバイクの音がベランダの下から聞こえます。




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2006年10月17日

「組曲:ヴィオラ・トリコロール」に関する覚え書き。10/19改訂。

菊地成孔さんのアルバム「野生の思考」に収録されている委嘱作品「組曲:ヴィオラ・トリコロール」に関しての(作曲時などの)覚え書きなる物を書いてみようと思う。

この文章は単に「組曲:ヴィオラトリコロール」に関する覚え書き程度の物で、当然だが菊地成孔さんのアルバム「野生の思考」に対する言及ではない。また数字に関していろいろ思いを巡らすような事も今後書くかもしれないですがこれは「組曲:ヴィオラトリコロール」の作曲過程において考えていた事の一部であって、ライナーノーツで菊地さんが書かれている「3」にまつわる話と関係しているわけではない。

またこれは僕自身にとっての覚え書きでもあるので、つまり覚え書きの覚え書きというものだ。よって今後二楽章三楽章の事も載せようと思うがその過程で文章を削ったり足したりすることになると思う。昨日書いてあった事と全く違う事が書いてあるかもしれません。

取り急ぎ「一楽章」に関するスケッチが出来たので公開してみようとおもう。




一楽章

フーガの形式。ある旋律が次々と現れては消えてゆく。1stヴァイオリンで旋律が歌われる。主題の提示が終わると2ndヴァイオリンによって同じ旋律が歌われる。ただし五度下で。伝統的なフーガでは次の主題の提示は五度上で歌われるのだけどここはある種の鏡的効果と言いましょうか五度圏を順次下降してゆく形にした。そこには調(性)の引力と言う現代の耳においてはもう既に意識の裏側に入ってしまった事から乖離していこうとする意思があります。当たり前ですがこれは調性の否定ではない。単純な意味でこの曲がそういう構造であるという事だけの意味。しばらくは二重奏で進む。そこにヴィオラが2ndヴァイオリンの調性よりさらに5度下で旋律を歌います。その後すぐにチェロが反行形を(ヴィオラの調の)五度下で。でもこれは聴いているだけでは主題の提示とは気がつかないかもしれません。チェロの旋律はこの曲の主題の反行形で現れるのですがこれは主題の音程関係を上下逆さまにしているのです。つまり調性的にも鏡のような調的フィールドで旋律的に鏡状態に成っている物を歌うことになるのです。


、、、と、ここまでかくと、なんだか、「そんな事考えて音楽しているの?楽しければいいじゃん!」みたいな声が聞こえてきそうですが、はい、こんな事考えて作っています。とはいえいつもこんな事を考えて曲を作っている訳ではありません。より官能的に弦を編曲する時ももちろんあります。そういう時の方が多いかな。でも官能の種類が一種類だなんてあり得ないですもんね。僕の中ではアルバン・ベルクの官能性とクラウスオガーマンの官能性を統合したいなと。


シェーンベルグの唱えた12音技法がバッハがある一つの頂点にまで完成したフーガ/追走法のエレガントな(としか言いようの無い)敷衍である事を考えればバルトークが(そしてショスタコーヴィッチが!)フーガという構造にもう一度光を当てた事はその後の音楽の多様性という意味に於いて重要であった。フーガという形式を官能性を発露する形式として新たに構築し直したという事だ。



閑話休題、さて、この曲(第一楽章)は最初から最後まで7拍子で書かれています。曲の頭から7でカウントしているといろいろ何が音楽の内部で起こっているのか聞こえると思います。そしてチェロによる提示が終わったところからこの曲の楽譜上の拍節をまたいで3拍子的な音型が現れます。割り切れない数字に無理矢理三拍子を割り込ませているのです。ここに菊地さんは7拍子のリズムパターンのパーカッションを後日重ねました。それがどんな効果をもたらしているかといえば、単に複雑なパターンが重なっているのではありません。むしろ曲頭から感じていた7の拍節感が重なったことにより弦楽器が3拍子に行こうとしている重力を抑制しその後の全員によるトゥッティのをさりげなく(そして周到に)準備します。


本来のフーガであるならばこの後テーマが復帰したり、いろいろ細かく重なり合ったりします。この曲でも部分部分でそういった技法もありますがむしろ次の二楽章に向かって速やかに収束します。



二楽章 (coming soon)




三楽章

ハープとサックスのために美しい曲を書いて、ととあるファミレス店内のものすごい喧噪の中で委嘱され書いた曲。



さて、ハープとサックスです。ハープって楽器面白いですよ。何が面白いってその仕組みです。ちょっと説明すると(はっきりいってその構造を文章で説明するのは困難を極めますが、がんばります)、まず「見た目」的にものすごい本数の弦が張ってありますが基本的な状態においてはドのフラットの長調の音階に調律されています。さて足下に目をやりますと(たいてい演奏者は見目麗しい堀米綾さんなのでそうでなくても足下に目が行きます。、、、ってそんなエロ話はいいんですが)ペダルが七本あります。それぞれ「ドのペダル」「レのペダル」「ミのペダル」、、、となっていていてそれぞれのペダルは張ってあるすべてのそれぞれの音名の弦に対応しています。さてペダルは一番上になっている状態が一番弦に負荷がかかっていない状態でそこから一段階踏み込むと、例えばレのペダルを踏み込むとすべてのレの音が半音上がります。先ほどすべての音は基本的な状態でフラットに調弦されているわけですから一段階踏み込むとレの場合でしたらレのナチュラルになります。ペダルはもう一段階踏み込む事が出来るのでさらに踏み込むともう半音上がります。レの場合でしたらレのシャープになります。これで何となくわかって頂けたと思うのですが七本すべてのペダルを一段階踏み込むとドのナチュラルの長音階になります。さらにすべてのペダルを踏み込むとドのシャープの長音階になります。これがハープの音程を作る基本的な構造です。ふぇ〜^^;) 


(ここから膨大な量のハープに関するいろんな和音の連なりの可能性に関する機構的事柄を書きまくりましたが煩雑になるので省略。)


僕は締め切り間際に突然音楽の神様が降臨されてがむしゃらに書きまくるタイプなのですが(といっても脳内作曲/脳内編曲は時間をかけてやっているわけですが、実際音符にするのは最後の最後になります)この曲にはちょっとした仕掛けがしてあります。

菊地さんのリクエストは「調性的には不安定な感じなんだけど美しい曲」という事でした。委嘱されてからしばらく時間がすぎた頃メールしました。「(武満徹の)遮られない休息+ビリーバウワー」こんなキーワードを送りました。菊地さんからの返信。「たった今まである人と武満徹のそれもまさに遮られない休息の話をしていたんですよ。」とのこと。おっ、これはいい感じだぞ。とは言っても武満さんの曲は音の使い方が本当に自由だし(、、というほど自由でもないところがいいんだけど)それがもちろん美しいのだけど果たしてあの雰囲気をハープで(もう一度上の記述をお読み下さいませ!)作るなんて出来るかな、とちょっと空白期間に入ってしまいました。

しかしさすがにそろそろ実際の音符に書いてゆこうかな、と思い始めた時そういえば菊地さんそろそろ誕生日だって言っていたな、じゃあこの曲は誕生日を記念して書こう、と思ったのです。そう決めたら一気に音が定着してきました。、、、つまりなんて言うんでしょう漠然と頭にならしていた響きがふと音符になって具体的になってくるのです。こんな響ききれいだな、こんな旋律いいななんていってあれこれ試行錯誤していた物があるキーワードをきっかけに必然性を帯びてくるのです。

もちろん音楽に必然性なんて全く必要ないわけですし、自動記述的に書かれた物ももちろん大好きなのですが、(こういう物の中にこそ必然性が濃厚に混入しているわけですが)これは個人的な物でその必然性という物が音楽の価値を高めるという事は全くないのだけど、曲を最後まで書くという事はそういった「拠り所」と言い換えても良い物によって導いてもらうという一面もあったりします。「構造」と言い換えても良いのですが、そういった物を(作曲時には)必要とするわけです。ですからこの必要とされた必然性あるいは構造という物も作曲が終われば後は(その音楽は)演奏者と聴いてくださる方々の物ですから必要性がなくなり言うなれば溶けてなくなってしまうような物なのです。、、、といいつつそんな事をお恥ずかしくもここでグダグダと書いているわけですが、、、。

さて、誕生日を言祝いで書こうと決めてから菊地さんに質問をしました。「菊地さんの故郷は海が近かったですか?」このもうTVでも放送され僕自身もそこから得て知っていた情報を改めて質問するという回りくどい物だったのですが非常に丁寧に答えてくださいました。これはあえてご本人の口(まぁ、メールの文面ですが)からお聞きしたかったのですね。

この曲は6/8拍子や9/8、12/8拍子という「3」を基本的なパルスに持った拍子で大部分が構成され一度だけ4/4拍子がでてきます。そして43小節目(これはもちろん43回めの誕生日の為の曲ですから)に菊地さんの名前を音名に置き換えた旋律が聴こえてきます。これは例えばフォーレだったら FAUREを ファ、ラ、ド、レ、ミと置き換えるのに似ていますね。そしてその名前からとった旋律中に海(SEA)を音名化したものつまり ミのフラット(エスつまりEs)、ミ、ラを含ませてあります。 さてそれからこんな風に小節数と年齢を関連づけてしまった物ですから曲の終わりが復縦線で閉じられていてはよろしくないですね。そんなわけでこの曲の終わりは終わりを持たないで音が永続的に続くように書かれています。もちろん息が続かなくて終わりますし、ハープの弦の減衰だって永続的な物ではないので物理的に音楽は終わりますが、、、。



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2006年10月15日

昨日は、、、。今日は、、、。

昨日は エテパルマスモールアンサンブルインストアイベント@TSUTAYA六本木店に聴きにいらして頂きましてありがとうございました。(伊藤ゴローさん、伊勢三木子さん、太田美帆さん、Yuちゃんお疲れさまでした。)秋の訪れを感じる中での「エテパルマ 〜夏の印象〜」からの曲でしたがいかがだったでしょう。意外に雰囲気よかったと思うのですが!出演されていた 橋本一子さん、すてきでした。美しい響きとダイナミックな演奏に酔う。


帰ってきてから楽譜の整理他いろいろ、、、。
かなりやらなくては成らない事が目の前にどーんとそびえ立っていて、ボーゼンとしております。





そういえば今日、アルバムにも参加させて頂いている菊地成孔さんが「N響アワー」に出演。
ちょこっとしたコーナーで取り上げられるという感じではなさそうですよ。





追記。
ちょこっとコーナーで、、、どころか大特集でした。

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2006年10月11日

久しぶりの日記更新です。

ここ最近、自宅の制作環境を一新しておりました。電源も新たに引き直し電流がきれいになって音がかなりよくなりました。、、、あっまずい、オタクな話から始まってしまった。

大学の講義もスタートしもう夏休み明け三回目を終えました。休み前に結構苦労していた学生さんが思いのほかすらりすらりと問題を解いているのは頼もしい限りです。和声の楽しさを分かってきてくれたのかな。うれしい。

最近とあるCMの曲を書き下ろして録音しました。情報解禁前なので控えますがなかなか楽しかったです。それと別の曲のCMの録音でピアノを弾いてきました。これもかなり良い感じです。画面とっても美しい。





ライブなどの告知


●10/14(土曜日) 19:00スタート
中島ノブユキ インストアライブ@TSUTAYA六本木店
JazzToday'06出演アーティスト2組によるミニライブ
(他に橋本一子さんがご出演されます。)
入場・観覧フリー

伊藤ゴロー ギター
伊勢三木子 ヴァイオリン
太田美帆、Yu コーラス
中島ノブユキ ピアノ




●10/24(火曜日) 
中島ノブユキ ”エテパルマアンサンブル” ライブ@STB(スイートベイジル) 

アルバム「エテパルマ」の世界をそのままに。
ご予約はこちらから→STBタイムテーブル


・北村聡   Bandoneon(from ペペ・トルメント・アスカラール)
・伊藤ゴロー Guitar (MOOSE HILL、naomi&goro)
・鈴木正人  Bass(from リトル・クリーチャーズ)
・徳永友美 Violin
・三木章子 Viola
・小貫詠子 Cello
・CANTUS  Chorus
・中島ノブユキ PIANO

・ゲストボーカル 林夕紀子




●10/24〜29

高木正勝 コンサート@ラフォーレミュージアム
ストリングスアレンジで参加




●10/29、30

武田雅治 ライブ@東京/大阪
ピアニストとして参加





EWCD-0117.jpg
そして昨日は菊地成孔さんの新作「野生の思考」が発売されました。
作品提供「組曲 ヴィオラ・トリコロール」
その他編曲等で参加しています。




参加させて頂き言うのもなんですが、これはかなりやややヤバいですよ。
菊地さんの書き下ろし作品もこんなビビッドな音楽なかなかないですし、僕も新曲書き下ろしましたが自分のアルバムでは出来なかった世界を菊地さんに誘発されてうなされるように書いた曲も入っています。







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MOOSE HILL アルバム「desert house」 10/4発売

moose_dh.jpgアルバム「エテパルマ」のレコーディングやライブなどでも弾いて頂いているギターリスト伊藤ゴローさんのソロプロジェクト MOOSE HILL 2ndアルバム「desert house」 が10/4発売されました。

5年ぶりとなる2ndアルバムは、想像上の「砂漠の家」がモチーフ。
原田知世さんが2曲ヴォーカルで参加。


収録曲「ノスタルジア」唄:原田知世でピアノとウーリッツァーを弾いています。

先日代々木上原のファイアーキングカフェで この作品のアートワーク、アートディレクションをされているEd TSUWAKIさんのインスタレーションをみてきました。ムースヒルがライブも行っていました。とってもよかったです。
絵も本当に不思議な感じであるときは暗闇に浮かび上がるような家に見えるときもあるしある時は森の奥深くにひっそりとたたずむ家のようにも見えるし、、、。見る人の気分によっていろいろに変化するようにも感じます。

こんな絵が家にあったらいいな〜と思ってしまいました。値段は怖くて見ていません。^^;)

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